〒500-8362岐阜県岐阜市西荘4丁目6番7号
058-216-4303
WEB予約 求人案内
靭帯損傷靭帯断裂

靭帯損傷を早く治すには?靭帯損傷や靭帯断裂の症状と治し方を解説

facebookで記事をシェアする Xで記事をシェアする

本記事では、靭帯損傷や靱帯断裂の症状や治し方について詳しく解説します。
「腫れている」「痛みがある」など、気になる症状がある方はぜひご参考にしてみてください。靭帯損傷は日常生活やスポーツ活動中に起こりやすく、早期の診断と適切な治療が重要です。本記事を参考に、適切な対応を行い、早期の回復を目指しましょう。

靭帯損傷・靭帯断裂 早く治すには?

靭帯とは?

靱帯(じんたい)とは、人体において骨と骨をつなぐ丈夫な結合組織です。膝や足首、肩、手首、背骨、股関節、肘など、体のさまざまな部位に存在し、それぞれの関節を安定させる役割を果たしています。つまり、靱帯は関節の重要な安定装置として働いています。なり、適切な治療法の選択が重要です。

靭帯損傷の症状

靱帯が損傷すると、関節の不安定性や痛み、機能障害が生じることがあります。これを「靱帯損傷」や「靱帯断裂」と呼び、適切な治療やリハビリが必要です。

靭帯損傷の症状は、一般的に急性の鋭い痛みから始まります。この痛みは損傷が発生した瞬間に感じられ、損傷部位を動かそうとすると増します。痛みとともに、損傷部位に腫れが生じることが多く、これは靭帯の断裂や引き伸ばしによる炎症反応の結果です。腫れは数時間から数日かけて進行することがあります。また、靭帯が損傷すると内出血が発生することがあり、その結果、皮膚の表面が青紫色に変色することがあります。これらの症状により、関節の動きが制限されることが多く、動かそうとすると強い痛みを伴うため、日常生活の動作が困難になります。さらに、靭帯の損傷により関節の安定性が失われ、不安定感が生じます。これは特に重度の損傷の場合に顕著であり、関節が通常の範囲を超えて動いてしまうため、歩行や運動が難しくなります。この不安定感は、靭帯が関節をしっかりと支えられなくなることで発生します。

靭帯損傷は、放置すると関節の長期的な機能障害を引き起こす可能性があるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

靭帯損傷と靭帯断裂の違い

靭帯損傷とは、靭帯に負荷がかかり損傷した状態、つまり、切れたりゆるんだりした状態です。その中でも、靭帯が部分的、あるいは完全に切れてしまった状態が「靭帯断裂」といわれるものです。

靭帯損傷の原因

靭帯損傷の原因は、多岐にわたりますが、主に以下のような状況が一般的です。

まず、スポーツ活動中の突然の動きや過度な負荷が原因として挙げられます。例えば、サッカーやバスケットボール、スキーなどの激しいスポーツでは、急な方向転換やジャンプの着地時に過度な力が関節にかかり、靭帯が損傷することがあります。特に、膝や足首の靭帯が損傷しやすい部位です。

次に、日常生活における転倒や事故も靭帯損傷の主要な原因です。階段からの転落やぬかるんだ場所での滑りなど、急な衝撃やねじれが関節に加わることで靭帯が損傷することがあります。このような状況では、手首や肩、足首の靭帯がよく損傷します。

さらに、交通事故などの外部からの強い衝撃も靭帯損傷の原因となります。自動車事故や自転車事故では、衝突による激しい力が体に加わり、靭帯が断裂することがあります。この場合、損傷は膝や背骨の靭帯にも及ぶことがあります。

最後に、靭帯は加齢や過度の使用によっても弱くなることがあります。年齢を重ねると靭帯の弾力性や強度が低下し、比較的軽い負荷でも損傷しやすくなります。また、同じ関節を繰り返し使う仕事や活動をしている場合、慢性的なストレスが靭帯に加わり、損傷のリスクが高まります。

これらの原因により、靭帯損傷が発生することがあります。靭帯損傷を予防するためには、適切なウォームアップやストレッチ、正しい運動フォームの維持、そして安全な環境での活動が重要です。また、靭帯の強化を目的としたトレーニングや適切な体重管理も、リスクの軽減に寄与します。

靭帯損傷の治し方

治療方法は、保存的治療と手術療法の2つです。

保存的治療

内側側副靱帯や後十字靱帯の損傷に対しては、膝装具やギプスを使用した保存的治療が一般的です。これらの靱帯は、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたすことが少ないため、手術を行わずに治療することが多いです。

手術療法

前十字靱帯の損傷に対しては、スポーツ活動のレベルや年齢、職業などの社会的背景を考慮して手術療法を検討します。一般的には、関節鏡を用いた手術で、自分の腱組織を使った靱帯再建術が行われます。また、後十字靱帯に対しても、保存的治療で改善しない場合には、同様に靱帯再建術が考慮されます。

靭帯損傷の全治までの治療期間は?

靭帯損傷の全治までの治療期間は、損傷の程度や部位、個々の患者の回復力などによって異なりますが、一般的な目安を以下に示します。

軽度の靭帯損傷(捻挫など)

軽度の靭帯損傷では、靭帯の一部が引き伸ばされたり、微細な断裂が生じることがあります。この場合、治療期間は通常数週間から1ヶ月程度です。適切な安静、アイシング、圧迫、挙上(RICE療法)を行い、必要に応じて物理療法やリハビリテーションを併用します。

中程度の靭帯損傷

中程度の靭帯損傷では、靭帯の部分的な断裂が生じ、関節の不安定性が見られます。この場合、治療期間は1ヶ月から3ヶ月程度です。RICE療法に加えて、装具の使用や物理療法、リハビリテーションが必要となることが多いです。

重度の靭帯損傷(完全断裂など)

重度の靭帯損傷では、靭帯が完全に断裂し、関節の著しい不安定性が見られます。この場合、治療期間は3ヶ月から6ヶ月、あるいはそれ以上かかることがあります。保存療法では不十分な場合、手術による靭帯の修復や再建が行われ、その後に長期的なリハビリテーションが必要となります。

自然治癒の可能性

安静にしていると痛みや腫れは引いてきますが、治療を行わずに放置してしまうと、靭帯は切れたままの状態です。自然治癒を期待する場合でも、医師の診断を受け、適切な治療計画を立てることが重要です。特に中程度から重度の靭帯損傷では、専門的な治療やリハビリテーションが回復を促進し、関節の安定性と機能を回復させるために必要です。総じて、軽度の靭帯損傷は自然治癒が期待できますが、中程度から重度の損傷では、適切な治療が必要となります。

西岐阜の整形外科なら「にしぎふ整形外科リハビリクリニック」

「腫れている」「痛みがある」など、気になる症状がある場合は、西岐阜にある「にしぎふ整形外科リハビリクリニック」にご相談ください。当クリニックでは、日本整形外科学会認定の整形外科専門医が、患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診察と治療を提案いたします。理学療法士によるリハビリテーションと開放感のあるリハビリ設備を完備し、早期回復をサポートいたします。信頼と実績のある医師が健康を全力でサポートいたしますのでご安心してご来院ください。

この記事の監修

にしぎふ整形外科リハビリクリニック